【完】もう一度、キミのとなりで。
「碧空、頑張れっ!」
彼の隣には、ポンと肩を叩きながらエールを送る美希ちゃんの姿も見える。
そういえば、私が碧空くんと関わらなくなってからは、彼女も何も言ってこなくなった。
周りにジロジロ見られることもだいぶ減ったんだ。
思えば元はこんな感じで、私は遠くで彼を見ているだけだったんだっけ。
そうだよ。ただ元の生活に戻っただけ……それだけのこと。
なのに、心にぽっかりと空いた穴はいつまでも埋められなくて。
ふとした瞬間に後悔のような気持ちが浮かんでくるのだった。