BAD & BAD【Ⅱ】




神雷はやめるけど、仲間であることも、幼なじみであることも、消えるわけじゃない。


弱気になって、重量オーバーで支えられなくなった時には、私が真修を支えるよ。



そうやって、絆の結び目を固くしていこうよ。




「ありがとう、幸珀」



総長という立場で振舞うのは、リーダーよりもよっぽど重々しく、厳しい茨の道。


裏の世界の頂点に立ち、トップの看板を背負わなければならないプレッシャーは、形容しがたいものだろう。



でも、真修は独りじゃない。



周りには、信頼を言葉にする必要もないくらい、大事な味方がいる。


背中を任せられる、かけがえのない友がいる。



大丈夫じゃないなんて、どうしたら思えるの?




「俺、頑張るよ。幸珀達が託してくれた神雷を、精一杯守れるように」



迷いもためらいも晴れた顔つきで、総長の座を引き継ぐ決意を掲げた真修に、周りが嬉々としてはしゃぎ出した。




どこにいようと、いつ何時も、応援してるよ。


私はずっと、真修の味方。

真修もそうだよね?




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