俺を好きになってよ。
ドキドキの文化祭!

文化祭の前日。とうとうこの時を待っていた…。

え?なんで当日じゃなくて前日をだって?

衣装が届く日なんですよ!!

あれからずっと考えてたけど麻衣子は私に何を着せようとしたんだ?

「お待たせ!りっちゃん!はい、これ試着してきて?」

隣の空き教室は女子専用の衣装部屋になっていて、その中の試着室に入るよう麻衣子に言われた。

一体何を………




「……っ!?…これって…!!」















「麻衣子さん…」

「あ!来た来た!って早く出てきなよ〜!」

そうは言われましても試着室から出たくないです!!!
フリルがくすぐったい…。


「早く〜!」

「ほあっ、ちょ!」

「ほら〜!やっぱり似合ってる!!!!最高!!!」

麻衣子の言葉が聞こえたのかそれぞれ衣装を着た女の子達がこちらに目を向ける。

チャイナドレスや、メルヘン、スーツなどなど…それを着こなす皆。

あぁ、みんな可愛いな〜…
私こんなの着こなせません!!!!


「ホントだ!!可愛いすぎなんだけど!」

「凛月ちゃんスタイルいいから似合う!」

「ちょ!日高ちゃん!髪の毛いじらせて!」

「わっ、ちょ、ぬぁっ!」

さっきから変な声を出してばかり!

あぁ、私の髪の毛が!!!

くるくるになっていく…

そしてツインテール……んん!?ツイン!?!?


「おぉ…やっぱり最高…!!」

「麻衣子、鼻血出てる…」

あぁなぜこんな格好に…

「よし!教室もどろ!!」

「えっ、このまま!?」

嘘でしょ!?ていうか、麻衣子さん!魔女っ子だぁぁぁっ!!!

可愛いっ!最高!!好き!!!


じゃなくて!!
この衣装脱ぎたいんですけどぉぉ!?!?








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