俺を好きになってよ。

__ガラッ

一人の女子が扉を開け、次々に入って行く。

おお…!

と言う男子の声と好奇の目が見える。
いつもと見る目が違う。
ていうか、男子達は試着しないのか?

女子の皆さん恥ずかしくないの?

「凛月〜……っ!?」

「りっちゃん、可愛いでしょ〜!!」

ゆうちゃんが私を見て固まった。

動かない。

「凛月、意外…」

よっしーまで…!!!

だから嫌なんだよ!!!



私の衣装はメイド服。

丈が短いフリルがたくさん。

おまけにツインテール。
ツインテールって小学校以来なんですけど!?


クッソ恥ずかしいッッッ!!!



ていうか、さっきから他の男子の目線が…!!

「りっちゃんが可愛すぎるから見てるんだよ!」

「いや、絶対似合わないから見てるでしょ…!」

するとよっしーが口を開いた。

「凛月!…とても似合ってる」

「……っ!」


本当…?
似合ってんのかな、これ…。


でも、褒められて嬉しかった。







「萌えッッッッ!!!」

「!?!?」

振り返ると衣装を着た南が立っていた。

わ…執事だ!!


「りっちゃんサイコー…」

「……なっ」

返事を使用としたら南は連れ去られた。女子達に。

あらら、頑張って〜





衣装はまだ慣れないけど、明日楽しみ!

いい文化祭になりますように!!!






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