俺を好きになってよ。


とにかく、今の状況を何とかしなくては。
何かいい案ないかなーなんて思っていたらよっしーが口を開いた。


「そういえばさ、こうやって2人っきりになるのって、あんまりないよな」

「あ…確かに。2人で話す時はあっても、周りに人がいたりするもんね!」

2人っきりになる時なんて日直の仕事を放課後残ってやる時だけだもん。
だから、余計ドキドキするんだよ。

「…だから、こうやって話せる時間ができて良かった」














……え?









「前から…2人っきりで話したかったし」


な、に言って…
多分今の私の顔おかしい。
顔赤いかもしれない。
ここが薄暗くて良かったかも。
でも、よっしーの言葉の意味が分からない…。

何で。
私と2人っきりになれて嬉しい?
そんなのおかしいよ…。
だって、よっしーは麻衣子が好きで…。

「凛月はさ、いつも友達思いでさ、園田の面倒もよく見てるし」







ねぇ、やめてよ…






「いつも明るくて、元気でさ。それ、凛月のいいところだよ」







よっしー、何で…












「何で、辛そうな声なの…?」







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