俺を好きになってよ。
「私は今すぐに終わりたい!」
「えー、じゃあ今やめてみる?やめた時のこと考えてみ?」
フリを辞めた時の事を考えてみる…。
まず、私達がフリをし始めたのは、五月の半ばらへん。
で、今は六月の終わり…。
約一ヶ月ちょいフリをしていたことになる。
それが今終わると…
「えっ!?あの二人別れたの!?」
「早くない!?」
「しかも、日高さん、由貴くんに告白したらしいよ!?」
「別れた途端に告白するなんて…日高さん、ビッチかよ」
「うわー、南可哀想…」
「って、なるよ?」
「ひいっ…」
何故か私がよっしーに告白したってなってるけど、そんなの今は関係ない!
想像するだけでも怖い!
女子達の敵になるだけはゴメンだ!!!
「ごめん、私が悪かったよ南…」
「いいんだよー、分かってくれればー」
「でも!そんなこと言ったらよっしーに告白できないじゃん!」