俺を好きになってよ。


「私は今すぐに終わりたい!」

「えー、じゃあ今やめてみる?やめた時のこと考えてみ?」

フリを辞めた時の事を考えてみる…。

まず、私達がフリをし始めたのは、五月の半ばらへん。
で、今は六月の終わり…。

約一ヶ月ちょいフリをしていたことになる。

それが今終わると…

「えっ!?あの二人別れたの!?」

「早くない!?」

「しかも、日高さん、由貴くんに告白したらしいよ!?」

「別れた途端に告白するなんて…日高さん、ビッチかよ」

「うわー、南可哀想…」









「って、なるよ?」

「ひいっ…」

何故か私がよっしーに告白したってなってるけど、そんなの今は関係ない!

想像するだけでも怖い!
女子達の敵になるだけはゴメンだ!!!


「ごめん、私が悪かったよ南…」

「いいんだよー、分かってくれればー」

「でも!そんなこと言ったらよっしーに告白できないじゃん!」






< 67 / 274 >

この作品をシェア

pagetop