俺を好きになってよ。


「りっちゃん、保健室行こ…?」

麻衣子の一言で私は、麻衣子と一緒に保健室に行った。
保健室に入ると先生はいなかった。

麻衣子は私をベットに誘導し、寝転がるのを確認すると、側にあった椅子に座った。

「りっちゃん…話して?」

「うん…」

そして、フリをしている事、南に言われたこと、よっしーと南の事を話した。
よっしーの事に関しては他の女の子を例とした。

「それでね…私どうしたらいいのかわかんなくなっちゃって…」

「そっか…そうだったんだ…。りっちゃん、複雑だね…」

ホントね。複雑すぎて頭パンクしそう。

「でも、りっちゃんは気付いてないかもしれないけど、もう自分の中で答えは出てると思うよ?」

「え…?」

答えは出てる…?
どういう事…?

「まだ分からない?…じゃあ、何でそんなに悩んでるの?」

「それは、南があんなこと言うから…」

そうだ。あんなこと言うから悩んでる!
南があんなこと言わなければ、こうならずにすんだんだ!
覚えてろよ南!!!



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