俺を好きになってよ。
とりあえず、落ち着け〜俺!!
りっちゃんの方を見てみる。
涙目で上目遣いして見てくる…。
可愛すぎるっ!!!
「どこにも行っちゃやだぁ…」
「わ、わかった!そばに居るから泣かないで!」
どこにも行かないと分かったのか、りっちゃんは大人しく離してくれた。
何か小さい子みたいだな…。
『行かないで…!行っちゃやだ!』
『離してっ!アンタなんか嫌いよ…っ!』
昔のことを思い出してしまって、首を横にふる。
思い出したくないのを思い出してしまった…。
暫くして、りっちゃんの寝息が聞こえた。
よし、今のうちかな…。
俺は静かにりっちゃんのそばを離れ、コンビニに出かけた。