秘密の陰陽師 【弐】
「ねぇどうしたの舜?
結界なんて張って」
「なぁ葵。
最近おかしいと思わないか?」
え…?なにが…?
私は首をかしげる
「2瞬間ぐらい前から
爺さんや親父達が頻繁に
どこかに出かけている」
「それのなにがおかしいの…?」
「おかしいのはそこからだ
親父は出張に行くときは必ずスーツを着る
なのに最近はずっと…
狩衣姿なんだ」
「え…どうして?」
「それを聞いても教えてくれないんだ
何度聞いても必ず誤魔化される」
そういえば…
おじいちゃんもお父さんも…
最近何日も家に帰って来てない…
それに
私がお父さんをご飯に呼ぶために
部屋に入ったとき…
【…一族】
そう書かれた本を読んでいたのを思い出した
まさかっ
私はバッと顔を上げる
「舜っまさか」
冷や汗をかく
手が震えてくる
「あぁそのまさか…かもしれねぇ」
「どうしてっ」
「いやまだ本当の事はわからない
あくまでも俺の勘だ」