秘密の陰陽師 【弐】



14歳になる頃
俺は初めて外の世界を見た




そして親父から初めての仕事を
告げられる





"お前を関東に送り込む
そして一ノ瀬家と高田家に産まれた
最強(恐)と呼ばれる陰陽師を
殺せ。いいな。
くれぐれも人間になんぞ感情をいれるなよ"





「かしこまりました」






人間に感情移入?
ありえるかよそんなこと





さっさと陰陽師を殺して
俺は自由になって










親父に復讐するんだ
















< 204 / 336 >

この作品をシェア

pagetop