秘密の陰陽師 【弐】


俺たちは病院に着いて葵の病室に向かう






葵は今日も眠っているみたいだ




いつものように葵の左手を握りしめる






葵…葵…葵…





戻ってきてくれ…






今日もそう願っていた


















────ギュ…







…え?






いま…俺の手…を…







にぎった…?









「あお…い…?」








彼女の名前を呼ぶ俺の声は
震えていた




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