君が信じてくれたから

綺「てことで、沙彩ちゃん。ここは俺たちに任せてもらってもいい?」

沙「うん!じゃあ、よろしくね。あ、不正がないように30分は動けないんだけど大丈夫?」

え、まじかよ…。

奈「ここのメニュー表にも書いてあるし、大丈夫って事でしょ?」

こ、こいつ…ニヤニヤしやがって、しってたな…。

綺「あ、あぁ、うん。だ、大丈夫…。」

沙「そっか!じゃあ、お願いします!」

はぁー…。こうなったらさっさとやって終わらすか。

龍「おい。もう食べていい?」

せっかちか!

綺「じゃあ、そろそろ始めるよ。ルールはさっき言った通り。制限時間は30分。…よーい、はじめ!」

私が合図をだすと、二人とも黙々と食べ始めた。

朔空のそばでは透哉が

透「頑張れ~!」

とか

透「すごぉい!はやぁい!」

などと言って、応援している。

一方、龍のほうはというと

綺「………。」

無言を貫いている。
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