君が信じてくれたから
ーーー翌日
ある意味いつも通りに登校して朝のHRをしていた。
このクラスの担任の向井 拓人(むかい たくと)は気だるそうに進めていた。
拓「あー今日は転校生がいる。宮本ー。」
?「はい。」
呼ばれて入ってきたのは、世間一般で言う……地味な男子だった。
女1「うわー、超地味じゃん!」
女2「最悪ー。」
男「パシリにしてやろーぜ!」
拓「はい。うるせーぞー。じゃ、自己紹介。」
?「はい。宮本 透哉(みやもと とうや)です。」
……?どっかで聞いたことがあるような、ないような声。
それに、なーんか見たことある気がする。
知り合いかな?
拓「あい。宮本は……新条の隣な。」
え!?私!?
女3「ブス同士、丁度いんじゃない?」
女4「……クスクス。」
聞こえてますけどー。
拓「新条、手ぇ上げろー。」
先生にそう言われ、ひらひらと手を振る。