私を駄目にして下さい
「おはよう。絢美」
夜耶華は親友の如月 絢美(きさらぎ あやみ)に挨拶を交わして、いつも通り楽しく話しながら登校していた。すると…
「夜耶華、おっはよー☆」
と夜耶華の後ろから声がしたと思ったらいきなり抱きしめてきたのだ。その声の主は氷頭 晴翔(ひず はると)だった。この人は、夜耶華の婚約者。だが、夜耶華の大嫌いな人。 本気で憎んだこともあった。でも、もう諦めたのだ。いっても仕方がないし夜耶華と晴翔の間には愛などは1ミリも存在しないから。
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