私を駄目にして下さい

いつもの朝

朝が、少し蒸し暑くなってきた頃。
今はしんしんと静かに雨が降る梅雨。朝を迎えて少しダルそうに起きた沙霧 夜耶華(さぎり ややか)は世界的に有名な沙霧会社の一人娘。成績優秀、外見が華である夜耶華は将来のことはすべて親に決められている。勿論婚約者も。しかし、夜耶華はその婚約のことがすごく嫌らしい。夜耶華は恋をしたことがなく。どうすればわからないのだ……
夜耶華はこれまで恋をしたことがなかったのだ。これからも夜耶華自身は恋愛なんてするつまりはないけど。
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