愛、ですか…?
「家近いんです。
学校から」

「そーなの?
私は少し遠いから羨ましいな」

「楽ですよ」

普段通りの会話。

ただ、家に入った途端普段通りでは

なくなった。

「あ、アニメ好きなんだね」

「うん。」

フィギュアとかがたくさん置いてある

知らなかったなー。

アニメ好きだったんだ。

「この子とか可愛いよね」

と見せてもらったフィギュアは

有り得ないくらい短いスカートを

履いてる女の子だった。

「スタイル抜群だね…。」

若干引いた。

ごめん。

いや、この趣味を否定してるんじゃなくて

なんて反応すればいいのか

分からなかっただけだよ。

「でね、今日は市ノ瀬さんに
この服着てほしいんだ。」
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