星降る丘でキミを憶う
第三章〜映~(photo)

※※※

夕方の電車は学生で溢れとても賑やかだった。

普段は自転車通学だからあまり一人で電車に乗る機会がない。

隣にはシヅキがいるにはいるが、他の人からしたら俺は一人に見える訳で。

周りにいる学生はほとんど全員が友達と一緒にいて何やら夢中になってお喋りをしている。

居心地が悪いな。

「この時間の電車って学生ばかりなんだね」

ーそうだな

この状況でシヅキに喋りかけるわけにもいかずスマホのメール画面に文字を打って応える。
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