星降る丘でキミを憶う
「ありがとう」
「今日はやけにそう言うのな」
「だって私、いますごく嬉しいの。だからありがとう」
そうか。
嬉しいのか。
それなら良かった。
シヅキが嬉しいなら俺も嬉しい。
「いま何時?」
「ちょうど八時」
「お腹空かない?」
「空いた。でもまだ帰れない」
「嘘つくからだよー」
「まだここにいる?どこか行こうか?」
「ここでいいよ。もう少しここにいて、それから帰りにあの丘に寄っていこうよ」