星降る丘でキミを憶う
「全然変わってないなー。当たり前か。死んじゃってから一週間も経ってないんだもんね」
くるくると回るのをやめたシヅキが隣にきてそう言った。
そうか。
シヅキが死んだのはまだつい最近のことなのか。
もっと長い時間を一緒に過ごしていると思っていた。
あの丘でシヅキを見かけたのは昨日のことのように思い出せるけど、俺の日常が非日常に変わって、それが当たり前になっていて、だからもっともっと長い時間が経っていると思っていた。