【完】天使くん!これは友情ですか?恋ですか!?
「君は入学式の時に手伝ってくれた……雪乃の友達、だったね」
間近で聞いた生徒会長の声は冷たい。
私を見ようともしないその態度に、どこかで恐怖を感じる。
考えが全く読めない。
「なにをしているか、ね。雪乃はぼくの彼女だからね。プライベートなことに口を挟まないでくれないか?」
そこでやっと生徒会長が立ち上がる。
解放された雪乃はほっとすることもなく、ただ震えていた。
「それとも、君が代わりに罰を受けてくれるの?」
「え?」
「雪乃を助けたいんでしょ?」
生徒会長は、何か壊れている。
そう感じたのは、近づいてくる彼の目が普通じゃなかったから。
殺されるかもって本気で思った。