【完】天使くん!これは友情ですか?恋ですか!?
・・・
私の話を聞いて表情豊かにしていた裏で、雪乃が1人で悩んでいたことを知る。
なぜ相談してくれなかったのかと思う一方で、雪乃の性格や出来事をみても言える内容ではないってわかる。
私にも多少の責任はある。
入学式の日に雪乃を1人にして、2人が近づくきっかけを作ったのだから。
良かったのか、悪かったのか、本当にわからない。
「雪乃は生徒会長が好き。じゃあ、生徒会長は?」
「その前に話をさせて」
雪乃はすこしずつ話してくれた。
真面目で優しい雪乃が、どうして生徒会長の言いなりになってしまったのか。
雪乃はもう泣かずに、全て教えてくれた。