【完】天使くん!これは友情ですか?恋ですか!?
「もういいの。終わったことだし、わたしは彼から離れるつもり。本当はそばにいたいのに、別れなきゃいけないってすごく辛い。でも、夏海」
「なに?」
「助けてくれるでしょ? わたしが間違えたら、怒ってくれるよね? 今度こそ、ちゃんとした友達になってくれるでしょ?」
ちゃんとした友達。
私のせいで相談出来なかったこと、そばにいてやれなかったこと、事が大きくなるまで放置してしまったこと。
私はまだ、雪乃の友達になり切れていなかった。
私は大きく頷く。
「ごめん、雪乃」
「ありがとう。それで聞きたいんだけど夏海のスマホは生きてるの?」