【完】天使くん!これは友情ですか?恋ですか!?


 どうして上手くいかないのかな。



 だって、春真くんは友達じゃ嫌だって言ってくれたのに。だから、少しは期待していた自分もいた。



 遅すぎたってこと?
 違う。幻滅した。
 私が春真くんにしたことは、間違っていた……。




「駄目。落ち込んでる場合じゃない!」




 そう思った夏休み最終日。
 久しぶりに家でスマホを見つめていた。



 もう1度話がしたいって春真くんにメッセージを送る。
 頑張って勇気を出した。私偉い!って思った直後に返事が来た。



――――――

少し待ってもらえますか?

――――――



 これはやはり拒否なんだろうか。



 でも、ブロックされていないってことは、そこまで嫌われてはいない……のかな。

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