【完】天使くん!これは友情ですか?恋ですか!?


「……って、モジャか」




 夏休みの補習でかなりの間、お世話になった先生。
 ここ最近はよく会っている。




「機嫌悪くて先生って言うの、忘れてないか?」


「気のせいです」


「まあ、いい。生徒会のこと、考えてくれて感謝してる」


「……キモっ」


「……んだと?」


「先生。素に戻ってます。いきなり感謝するとか言うから、らしくないです」




 時計を見る。
 どう考えても春真くんには会えない。諦めろってことか。本当に学園祭を恨むぞ。




「まあいい。それで聞きたいんだが」


「はい」




 仕方なくモジャの話を聞いてやることにした。



 一応、私のことも考えてくれているいい先生だから。頼りにはしている。
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