Call my name !! 【短編】
『家の前にいるよ』
日曜日、ケイタからのラインを確認して窓の外を見ると、見慣れない車が停まっていた。
玄関に置いてある鏡の前で前髪を直してから家を出る。
助手席の扉を開けると、ケイタが運転席から「やあ」と右手を上げたので、私もつられて「やあ」と返す。
実際に挨拶で『やあ』って言う人、初めて見たんですけど。
昼間に見るケイタの顔は一度会ったときより、少し印象が違うように思う。ワックスの感じが前とは違うのかな。
水族館までの道のりは車で30分ほど。前にも思っていたけどケイタとはずいぶんと話が合う。時間を感じさせないくらい会話が途切れることはなかった。
私は窓の外の景色を見ながら、たまにケイタの手を盗み見ていた。
身体つきは華奢だし顔つきも頼りないような幼い顔をしているくせに、ハンドルを握る手だけはがっちりとしている。
この手、なんだかいいなって思っていた。
日曜日、ケイタからのラインを確認して窓の外を見ると、見慣れない車が停まっていた。
玄関に置いてある鏡の前で前髪を直してから家を出る。
助手席の扉を開けると、ケイタが運転席から「やあ」と右手を上げたので、私もつられて「やあ」と返す。
実際に挨拶で『やあ』って言う人、初めて見たんですけど。
昼間に見るケイタの顔は一度会ったときより、少し印象が違うように思う。ワックスの感じが前とは違うのかな。
水族館までの道のりは車で30分ほど。前にも思っていたけどケイタとはずいぶんと話が合う。時間を感じさせないくらい会話が途切れることはなかった。
私は窓の外の景色を見ながら、たまにケイタの手を盗み見ていた。
身体つきは華奢だし顔つきも頼りないような幼い顔をしているくせに、ハンドルを握る手だけはがっちりとしている。
この手、なんだかいいなって思っていた。