Call my name !! 【短編】
「魚、ほんとに好きなんだね」

こいつ、私と一緒にいるのに自分のことしか考えてなさそう。

少しだけうんざりはしているものの、顔に出さないように笑顔を作ってみる。


ケイタは少年みたいなきらきらとした眼差しのまま、私の顔を見た。


「そっちも魚、好きだよね?」

……はい?


「あれ、違うの?魚、買いたい気分になったかなって思って。ここまで長い間水族館に付き合ってくれる友達って、今までなかなかいなかったからさ」


違う!違う違う違う!!アナタの勘違いですよ!

あんたがそれだけ目を輝かせて魚見てるから、私も付き合って見てただけなんだけど。

『もう飽きた』なんて言えるわけないじゃん!

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