誰にも言えない秘密の結婚
「まさか、夏が取るなんて……。俺、夏を嫁に出したくないよ」
そう言って少し寂しそうな顔をする拓海さん。
「夏がお嫁さんになるのは、まだまだ先だよ?」
私はそう言ってクスッと笑った。
「だけど……あぁ、俺、夏が結婚する時、泣くんだろうなぁ……」
「もぉ!パパ!しっかりして!」
今から娘の結婚を心配してどうすんの?
夏が受け取ったブーケは、夏から西山さんへ手渡された。
それを見た拓海さんの顔が笑顔になる。