君は僕のもの

好き同士

…愛梨Side




あの告白っていうか、


…うん。

あの日からあたし達は晴れて“恋人同士”になりました。




周りが凄い騒いで…その、色々と文句とか言われたりしたけど、樹のおかげでそういうのも少しずつ無くなったし。






まぁ、幸せな毎日を送っていたりします。




だけど…、

今あたしには一つだけ悩みが…














「…っ、……んっ、」

あ、起きなきゃぁ…、



今日もまた朝が来て、眠たい目を少しばかり擦りつつ薄らと目を開ける。


…目を、開ける、





…っ!?






―ガバッ



「ちょっ!?…っ「おはよう」」


反射的に勢い良く飛び起きると、ベッドの上でそのまま壁の方に後ずさる。




…な、なっっ!!


何で樹がいんのーー!?






「お、おはようじゃないよぉ!何してんの…っ?」



「…何って?

迎えに来たんじゃん、お前のこと」


平然とした様子でそう言いながら樹はあたしの目の前まで来た。




そうなんです。

…これが今の悩みです。



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