純情オレンジ
私の好きなように…か
「ありがとういつちゃん。私、もうちょっと考えてみる」
「…そう。まぁまた何かあったら相談しなよ?私達幼馴染みで…親友なんだから」
「い、いつちゃん!…うっ…!」
‘‘親友’’という言葉に思わずウルっときてしまう
「あー、もーほらほら泣きそうにならない!それよりさ、ちょっとコンビニよろう。私が凛花の恋祝いに何か奢ってあげるから、ね?」
「…!うん!」
私は心底思う
この人が幼馴染みで…親友で良かったな、と
「その代わり、今度倍に返して奢ること、わかった?」
「えー、なんでよー!」
「ははっ冗談だって冗談」
「いつちゃんの冗談は冗談に聞こえないよ…」