ただの幼なじみ、だったのに…!?
「せ、先輩、中まで入ってこないかな…?」

「…わかんねぇ。…ゆら、さっきあげたもん、もう開けた?」

「ま、まだ、だけど…。」


私が答えると、じゃあしばらく我慢して、と

悠は私をロッカーの中に押し込んだ。


「ちょ、ここ、2人も入れないって…!」

「大丈夫。…30分くらいで落ち着くだろうから。」


狭いロッカーの中で

お互いの顔が、数十センチの距離にある。

自分の鼓動が、悠にまで伝わってしまいそうで

この時はただドキドキするのを抑えるのに必死だった。
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