ただの幼なじみ、だったのに…!?
「…ねぇ、ずっとききたかったんだけど。」

「んだよ。」


雛子は途端、声を潜めてそっと俺に囁いた。


「ゆらちゃんの、どこが好きなの?」


ずっと気になってたんだよね、と真面目な顔をして言うから

俺はびっくりして息をのんだ。


「…あいつさ、すぐ怒るしすぐ笑うし、すぐ泣くし、こっちが疲れるくらい表情くるくる変わるんだよ。」

「…。」

「でもいきなり、こっちが予想もしないようなすげぇこと言ってきたり、思ってる以上に自分以外の誰かを大切にしたりしててさ。…そーゆーとこ全部、っつーか。」

「…そっか。」
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