ただの幼なじみ、だったのに…!?
「…雛子ちゃんには敵わないなぁ。」

「…それお前が言うかぁ?」

「えっ?」

「雛子もおんなじこと言ってたよ。”ゆらちゃんには敵わないな”って。」


お前はすげぇ奴だよ、と悠は笑った。

私にはその意味はわからなかったけど

なんかもう、どうでもいいような気がした。


「…冬休み。」

「え、何っ…?」

「冬休みも、来いよな、部活。」


お前がいねぇと調子狂うから

悠のその一言で、悩んでいたことなんて一気に吹き飛んでしまうんだから

私は単純なんだと思う。
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