ただの幼なじみ、だったのに…!?
「…真田先輩に、話があるって言われたの。」

「真田先輩も諦め悪いわねー…。」

「…ごめんなさいって、言わないとだよね。」


私が呟くと

それはゆらの気持ち次第でしょ、とりのちゃんが言った。


「…うん。ごめんなさいって、言わないとなの。」

「そっか。」


悠のことが好きだって

幼なじみとしてじゃなくて、ちゃんと好きだってわかったから。

もう真田先輩の気持ちに答えることはできないもん。
< 312 / 519 >

この作品をシェア

pagetop