ただの幼なじみ、だったのに…!?
「クリスマスってさ、なんか無条件に幸せな気持ちになるから。だから好き。」

「…そっか。」


悠は、お前らしいな、と呟いて

ぎゅっと私の手を握りなおした。


「…あ、そーだ。」

「ん?」

「これ、やるよ。」


悠は、ん、と私の手のひらに

リボンのかかった小さな箱をのせた。
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