ただの幼なじみ、だったのに…!?
「あんたがそーゆうなら別にいいんだけどね。私は初めっからゆらの味方だし。」


話はそれだけ、と愛月は俺のそばから離れた。


「…俺にどーしろって言うんだよ…。」


今までずっと幼なじみとしてやってきて

俺が今、あいつのことをどう思っても

あいつはきっと、俺のことを幼なじみの”悠”としか見ていない。


「あーもう、わけわかんねぇ。」


今の俺には、ゆらのことも、自分のことさえもわからなかった。


[悠side end]
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