未知の世界5
振り返ると、近藤先生が追っかけてくることはなかった。
すると道路沿いにさっきとは別のタクシーが止まる。
『かなっ!大丈夫か!?』
その声と顔を見てホッとした。
たけるだった。
私はたけるに泣きながら抱きついた。
「怖かったよぉ。」
涙が溢れでてくる。
『ごめんな、遅くなっちゃって。
外に出たら近藤先生がタクシーに乗り込んでて、慌てて追っかけてきたんだ。』
そういうと、たけるは運転手さんに車を出すようにお願いした。