ウソ・ホント・ウソ・
『拓斗・・・。
 アタシのこと嫌いになったん?』

「・・・。」

『だからメールもくれなかったし、
 学校でも無視したの??』

「・・・。」

『わかった。アタシは拓斗のこと大好きだった。
 正直言うと今でも拓斗が忘れられない・・・。』

泣かない・・・。

最後まで笑顔でさよならするって決めたんだから・・・。

『でも、拓斗の気持ちはアタシにはもぅ向いてないねんな。
 今までありがとう。
 大好きやったよー・・・。』

アタシは大きく息を吸い込んだ。

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