幼なじみ〜初恋、13年越しの想い〜
「玲、突然ゴメン。」




あの頃と変わらない優しい声。





私の大好きな





直の声…





「ううん…どうしたの?」





「いや、、勉強どぉ?」






「ん〜、まぁやるだけやったし、あとは自分信じるだけ。直は?」





「玲らしいな。ん、俺もやるだけやった。自信ねぇけどな。」





「何言ってんの!!大丈夫だよ!」







「サンキュー、玲…」














直と久々に話してる。




声震えてない?





平然を装ってるけど、





ホントはすごく震えてる。


だって



大好きだった直が目の前にいる。





手を伸ばすと





届く所に…






ねぇ。




触れていいの…?





何で黙ったまま下向いてるの?





ねぇ、直。






あの頃みたいに笑って?









「玲…俺、お前に謝らないといけない事があるんだ。」





え…?







「別れようって言ったあの日…」



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