幼なじみ〜初恋、13年越しの想い〜
「ただ、その後今更、嘘だって言えなくなって…」





分かるよ。直…





だからあの時、





私の目を一度も見てくれなかったんだね。





「あの時の…玲の悲しそうな顔が忘れらんなかった。」





「すぐ冗談だって言えば良かったのに、、玲の表情見て、取り返しのつかない事しちまったって…」





「分かった…から…直。」





私の目からは




今にも涙が溢れ出しそうだった。





だって…





私の事が





嫌いになって






離れたんぢゃなかったんだよね?







「俺…俺!!今でも玲の事…」





そう言って直は、






私の左腕を強く掴んで






自分の所に引き寄せた。







そして、







強く、強く







私を抱きしめてくれた…
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