ハイスペックイケメンなんてお呼びじゃない!~家族の絆は深まるばかり~
私のパパはハイスペックイケメンです。
私の名前は内海弥生、12歳の6年生。
この春からは中学生になります。

私のパパは法律事務所の所長で、弁護士。
何をするにもサラッとこなして爽やかなタイプのすっごいイケメンです。
ママと、結婚してから6年経ちますが相変わらずラブラブでママにあまーいパパ。

そう、私とパパは血が繋がっていません。

ママは私のホントのパパと離婚してシングルマザーとして5歳まで私を育ててくれてました。
その年に今のパパ、内海航平に出会いパパは私の事も可愛がってくれて再婚して今に至ります。

そんなパパとママと私の現在はどうなのかと言うと


―――――――――


トントン

ドアのノックの後

『弥生、朝ごはんよ!』

ママが呼びに来る朝


『はーい、ママ!今行く!』


パタパタとした足音が去ると私も準備を整えて部屋を出る。
小学生になってからは私は一人部屋になってます。
パパと選んだベットや机はお気に入り。

そこは、私の大切なものばかりがあります。


『ママ、パパ、純くんおはよう!』


そう声をかけるダイニングテーブルには家族が揃っています。


『ねぇね、おはよ!』

そう言ってぎゅーっとくっついてくるのは弟の純平です。
四歳の年少さんでとっても素直で可愛い子です。
約束の通り、待っていた私は8歳の時にお姉ちゃんになりました。


『弥生、おはよう。すまないが今日は、パパもママも忙しくてね。
純平を保育園まで送ってくれるかい?』


『良いよ!純くん今日はお姉ちゃんと保育園行こうね!』

『うん!ねぇねと保育園行く!』

純くんはとっても素直です。

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