瞑想と彼女と現実と
皆が買うもの
皆いろいろと買っていく。

こんなにお客さんが来るお店だとは思わなかった。
正直な話、一日に5,6人程度だと甘く見ていた。

また一人やってきた。

スレンダーな女の人だった。

大抵このお店で女性はアクセサリーを見るくらいだ。

だからマカにとっての要注意人物。

アノコが貰われちゃうかもしれないからだ。
じーっとみてたら怒られた。

ユースケ、何あの女。いつからあんなの好きになったわけ?

笑いながらユースケさんは

新しく入った子だよ。あんまり愛想がよくないけど、一番この店の事わかってる子なんだ。

なによ、それ。と吐きながら洋服を見始めた。

彼氏の誕生日に洋服をあげるらしい。

デザインがこの世のものとは思えない。芸術のようなきれいな服ばかり。
彼氏さんはきっと喜ぶんだろうなって思う。

マカは顔を伏せて見ないようにした。

するとお客さんが私の目の前にやってきた。

ユースケさんは宅急便の人と何やら話してて、マカは少し・・・
怖くなった。

気をつけなさいよ、子猫ちゃん。

にっこり笑ってまた服を見ている、お姉さん。
いい匂いがして大人の女だった。

あの・・・!お姉さんの彼氏さん、どんな人ですか?


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