そばにいて


チチチチチ……。
スマホにセットしたアラームが聞こえる。

枕元に置いてあったスマホを操作して音を止めた。


あれは夢だったのか?

なんとなくひどく嫌な気がしてミキの姿を探す。


ミキ?
ミキ!?

ミキは自分の寝床に横になっていた。

「ミキ!」

呼びかけても返事はない。
背中がひんやりとする。

「ミキ!」

触ってみてももう冷たい。

ウソだろ!
昨日あんなに元気になってたのに!


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