悪魔な先輩の彼女になりまして……
「あら、泊まっていかない?」
「これ以上迷惑かけられませんし、ナツメが嫌がってるみたいなので」
「ナツメ?嫌なの?そんなことないわよね。ナツメが爽ちゃんを嫌がるなんてこと絶対にありえないわよね?」
「…………ははは」
お母さん、怖いです。
なんだか脅迫に近いですね。マジで怖いです。
その笑顔が怖いですよ。
「俺は帰ります」
にこっと笑う先輩は爽やかだ。いつもにない爽やかさだった。