悪魔な先輩の彼女になりまして……
「ねぇナツメちゃん、俺にしとかない?」
「……はい?」
いきなりすぎるその言葉にフリーズ。
カピバラ先輩の腕が私の肩に回される。
「ナツメちゃんマジ俺のタイプだし。俺今彼女いないし」
なんて至近距離。
近すぎる声、顔。
カピバラ先輩はどうやら結構な遊び人っぽい。
「オイ、克喜(カツキ)。俺のに手ぇ出すな」
妙に頭に響くその声と共に爽夜先輩の胸の中に飛び込んだ。
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