悪魔な先輩の彼女になりまして……
その表情からは怒っているようにも見えるし、この状況を楽しんでいるかのようにも見える。
でも正直、何を考えているのかさっぱりわからない。
「お前こそ、どーいうことだ」
寛太まで、対抗して先輩をジリリと睨み付けた。
「何が?」
「廣瀬のこと─」
「あーあーあー‼」
寛太が私の名前なんて出すもんだから、慌てて制する。
「……なに?」
ひぃ‼
寛太がそのままの目付きでこっちを見た。