好きすぎてヤバイ
え!?ちょっと待ってよママ!?
「ただいまー!」
「あ!咲ー。おかえりー。ちょっと、お話があるのー。」
「何?なんか、さっき急いでたよねー。」
「うん。あのね、まず、座って。」

ちなみに、私は今、ママと2人暮し。パパは、私が、3歳の時に亡くなったんだって。パパの顔、覚えてない。でも、匂いは憶えてる。パパの匂いは優しい匂いがするの。

ってか、こんな話してないでっと。

「ママ、どうしたの?」
「あのね、咲、驚かないでね。」
「うん。」
「ママね、海外に、1年間、単身赴任しないと行けなくなったの。」
「えーーーー!?」
「まぁまぁ、落ち着いて。それでね。私達2人暮しじゃない?こんな、可愛い娘放って置くわけにはいかないわ。でも、海外に連れて行くと、せっかく、早絵ちゃんっていう、お友達もできたんでしょう?だから、私の、会社の人にお願いして預かってもらう事になったの。その子は、女の子よ。貴方と同い年。今からよ。その子一人暮らししてるらしいの。」
「それなら、良いよ!男の子じゃないんだし。同い年とか、運命だねー。早く会いたい。」
「咲の荷物はもう、届けてあるわー。後は鞄持って行きなさい。」
「はーい。行ってきまーす!」

と言って、私はその子がどんな子かも、知らずに行ってしまった。最悪の事態になるとは、思わずに…

ピーンポーン。
ガチャ

「「!?」」

私が驚いてるの、なぜだか分かりますか?
目の前にいる人が男の人だからです。それに、あのさ、菜香ちゃんが、言ってた、如月S王子だからです。

「あのー。ここ、如月さんの、おたくで間違ってないですか?」

「あぁ。そうだけど。あんた、もしかして、咲姫?」

「?それ、誰ですか?咲姫って。私、小泉 咲です。」
「あぁ。この人、自分が咲姫って事知らないのか。」
「?何か言いました?」
「とりあえず中に入って。」

といって中に入った。
中は男の子って感じの部屋で、結構シンプル。
白と黒で統一されていて、リビングには、何も置かれていない。

「それでなんだけど、ここに暮らす人は、咲で間違ってなさそうだね。」
「!!!なぜ、咲と呼ぶんですか?」
「まぁ咲姫って呼ぶのもあれだし。咲はね、可愛くて、綺麗で、笑顔が花のように咲いてるから、姫みたいで咲姫って呼ばれてるんだよ。知らないの?」
「それ、最初から、知ってたんですか?」
「友達に教えて貰った。ってか、敬語やめて。咲の部屋は、ここだから、俺の部屋には、入ってこないで。」
「分かった。」

と言って、荷物をはこびだしたら、

「荷物運ぶのは、俺やるから。」

無愛想だったのに、助けてくれた!
意外に良い人なのかも。

「ありがとう!」
「これぐらいやれるって。別に咲じゃなくても、やってるし。」
「分かってる!」

荷物の整理が終わって、やっとの事。
もうすぐご飯の時間だなー。
如月くんも、減ってきてるだろうし、買い出しに行くかー。

「買い出しに行くね!」
「俺も行く。ってか、ご飯作ってくれんの?」
「うん!そんなの、当たり前じゃん!これから、お世話になるんだから!如月くん何食べたい?」
「カレー。」

うふふっ。
こんな、性格なのに、お子ちゃまっぽいんだなー。
こういう所、可愛いんだよねー。

「何笑ってんだよ。キモい。ってか、如月くんってやめろ。朱理って呼べ。」
「え!?さすがに呼び捨ては…
じゃあ、あ、あか、朱理、朱理くん!
キモいって言い方ないでしょ!」
「名前呼ぶのに、時間かかりすぎ。」
「だってー。私、男の子苦手だもん。」
「そんな事言いながら、俺と話してんじゃん。」
「ほんとだー。なんで、朱理くんとは、話せるんだろう?」
「さぁね。」

気になるなー。
なんでなんだろう?
違和感がないっていうか。
他の男子とは、違う。

「菜香ちゃん!?」

ヤバイ。まぁ菜香ちゃんは、良いとして、朱理くんと一緒って事、知られたら、絶対言わないとダメじゃん!

「あれ?咲?
如月S王子も!?何で?何で!?」
「菜香ちゃん!静かに!」

スーパーに来ただけなのに、菜香ちゃんに、会うなんて。

「あ!明日、絶対話聞かせてね!」
「朱理くん。それでも、良い?」
「咲の親友なんだろ?それなら、良いよ。」
「朱理くんありがとう!」

あー。朱理くん許してくれた。
許してくれなかったら、ヤバかったなー。
やっぱ、優しいんだな。
彼女いそうだけど。
彼女!?
彼女いるんじゃないの?
いるとしたら、彼女にビンタされて…
あー。終わったよ。
朱理くんの彼女怖そう。

「朱理くん!彼女は?」
「いないに決まってるじゃん。女子なんて、ただの、化粧した、お化け」
「そんな事ないよ!もしかして、朱理くんって、女の子苦手?」
「!?気付かれたか。でもな、咲は、普通に話せる。意味分かんねーよ。」
「そーなんだー。」

と、お喋りしながら、買い出しに行き、家に帰って、料理を作り、朱理くんを呼んだ。

「朱理くん!出来たよー。」
「分かった。今行く。」

私の料理、喜んでくれるかなー?
口に合わなかったら、どうしよう?

「どーぞ。まずかったら、言ってね。」

パクっ。

あ!一口食べた!

「朱理くんどう?美味しい?」
「何だこの料理。最高に美味しい。」

良かったー。
すっごい喜んでくれてる。
新婚夫婦みたい。
って、そんな事考えない!

「おかわりもあるよ!」
「後でする。」
「はーい。」

と、言って、朱理くんは、残りの奴も、全部完食した。
今までは、インスタントラーメンとかだったらしい。
体に悪いから、これからは、良いもの作らないと!

「朱理くん、お風呂先に入るよね?」
「あぁ。そうするわ。」
「じゃあ、入ってる間に、着替え置いとくね。」
「ありがとう。」

と言って、はーい という前に、行ってしまった。
行動が早いんだなー。
私なんて、行動がノロすぎるよ。

と、着替えは、置いた。

!?

「朱理くん!?」
「何?」
「何って!」

これは、夢ですか?
私の、頬は、赤くなっていると思う。
だって、朱理くんが、上半身、裸なんだもの。

「朱理くん!早く服着て!」
「何で?」
「何でって、風邪引くよ!」
「分かったよ。」

あー。焦ったー。
1日目でこんなんだったら、これから、どうなるんだろう?

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