全ては君が知っている
***
「──ちょっと、待っててね!お茶出すから!」
「あ、お構い無く!!」
あれから、どういう流れになったのか、城戸くんが私の家に来ることになった。
昨日、ちょうど掃除してて良かった……。
私は、部屋に城戸くんを残し、一人キッチンで心を落ち着かせていた。
好きな人が家にいるのだ。
緊張して当たり前だ。
扉を開けて中に入ると、城戸くんは窓の外を眺めているところだった。
「城戸くん?どうしたの?」
「へ?ああ、いや、近くに公園があるんだなって思って見てた!」
「あ、そうなの。近所の子供たちがよく遊んでるよ。」
「そうなんだー!」