全ては君が知っている
「もしもし?」
『あ、もしもし?今、大丈夫?』
「うん!暇してた!」
こんな不安な状況でも、城戸くんの声を聞くだけで安心する。笑顔が溢れる。
好きな人の力ってすごいな……。
『良かった。今日も無事に家に帰ってるんだね。』
「うん。心配かけてごめんね。」
『そんな事ないよ。……あのさ……1つ確認したいことがあって……。』
「……確認したいこと……?」
城戸くんが改まった感じで話を始めるので、私は思わず正座になり聞き返した。
『うん。ここ最近、帰り道につけられてるなって感じたことある?』
「ここ最近っていうか……毎日誰かにつけられてる感じはしてるよ……?」
『やっぱりそうだよね。』
「どうしたの?」
私は緊張しながら尋ねる。
『見てほしい写真があるんだ。』
「写真?」
『うん。もしかしたら、コイツが犯人かもしれない。』
「……えっ……!?」