全ては君が知っている
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大学を出た後も、何となく家に帰る気にならなかった私は、一人買い物を楽しんでいた。
何を買うわけでも無かったが、色んな物をゆっくり見てまわるだけで少し気持ちが落ち着いた。
そんなことをしていると、辺りはあっという間に暗くなり私は家へと急いだ。
閑静な住宅街の中にある、アパートに一人暮らしをしている私。
でも、それが今は不安で仕方がない。
先ほどから、後ろから足音が聞こえる。
気にしないようにすればするほど、それは大きく聞こえてきて、自然と早足で歩いていた。
それに合わせて、後ろから聞こえる足音も早くなる。
怖くて後ろなんて振り向くことも出来ない。
冷や汗が背中を伝う。
息も上がる。
どんどん歩くスピードは早くなり、私はとうとう走り出した。