俺のバンドのボーカルは耳が聞こえません


「まず、俺が気になったのは、練習量だ。お前らは人前で演奏するのが初めてだったのか?」

「ああ」

「だからチームワークが出来上がっていないし、勝手が分からないってのもあるだろうけど、練習期間も短かったんだろう」

「練習期間は…4ヶ月はあったぞ」

「4ヶ月は短いよ。音ちゃんがただのボーカルならまだしも、耳が聞こえない上にギター、歌ってのが4ヶ月で完璧に仕上がるなんて、どこの世界の話だよ」

「……。」


それはその通りだった。

正直、俺らも間に合わないと思いながら、完璧な出来だと満足できないまま参加した節がある。


「そもそもバンドとしてスタートしたばかりで、俺の勘では全員バンド自体初めてそうだし、そんな中で4ヶ月は短すぎる。きっとそれは感じていたはずだ」

「時間が足りないとは思っていましたね…」


イツが神妙な面持ちでそう小さな声で返した。



< 74 / 74 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

昨日、学校一の不良に壁ドンされちゃいました!
*Ari*/著

総文字数/40,269

恋愛(キケン・ダーク)93ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
 ・・・とんでもないことが起きました。 「あー、じゃあ俺のものになるしかねえな」  なんと、昨日。  学校一の不良に、  壁ドン、  されちゃいました。 ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤ 2018.9/30 お待たせしました。 修正終わり、公開します!
大嫌いなアイツの彼女になりました。
*Ari*/著

総文字数/106,547

恋愛(ラブコメ)203ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
小学校の頃、あたしをいじめていた 〝アイツ〟。 偶然再会した時、アイツは あたしを助けてくれた。 なのに・・・ 「初めましてっ」 「え、同じ小学校だった?」 アイツはあたしのことを ぜんっぜん覚えていなかったなんて! こっちは散々傷つけられたのに!! それにっ! 「ねえ、付き合わない?」 まさかの告白!? 誰があんたなんか! 「だ、だいっ」 いや、待てよ? これって絶好のチャンスじゃん! 「・・うんっ、いいよ♪」 あたし、決めた。 アイツに復讐してやる~っ!! ----------------- 7/28 ✩ Fin pv数 5700000 突破  読者数 1810人 突破 総合ランキング最高2位 --------------感想thank you-------------- ニコニコスマイル様・あよな様・雪那yukina様・ぴんまん♡様・芽依*†様・y.kana様・静乃@恋桜様 -------------レビューthank you----------- ぶよ様・あさひな.様・癒雨姫様・みぃちこ様
ラズベリーな恋模様(A・T)
*Ari*/著

総文字数/31,690

その他88ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
ファーストキスは、レモンの味らしい。 あたしにとって30は、 アンラッキーな数字だよ。 お願い、ルリちゃん。僕と付き合って? ………だいっきらい!! 相合傘を書く時には、 いくつかルールがあるらしい。 二人きりの午前3時。 あたしにだけ見せる、先生のカオ。 不器用なあたし達は。 自分を、他人を傷つけることで、恋を守った。 ------------------------------------- 2016.12/21 *Ari*野いちご3周年記念作品です! 長編完結作品のアナザーストーリー集 ♥おまけ作品付き♥ 3年間、暖かい応援ありがとうございました! これからもよろしくお願いします('ω')ノ

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop